母の癌を治す

今癌で不安な人達やご家族に、何か伝えられる事があるかもしれないと思い、書きはじめました。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

退院

管をつけた翌日お見舞いにいくと、あの真っ黒だった管が薄黄色になっていた!この時はじめて透明の管を付けていたと判明した。母はみるみる回復したが、結局三週間程入院していた。実家の引っ越しには当然間に合わず、親族が手伝いに駆けつけてくれた。父は"…

ステント手術

26日に入院して血液検査をやったら、やはり21日にきた時より黄疸の数字や肝臓の数値や、その他も全体的に悪くなっていた 翌27日の手術はメスを使わないもので30分程で終わった。寝て起きたら終わっていた、と言っていた。手術の時胆汁も随分出たし、このまま…

K病院

A癌センターで告げられた二週間を過ぎても母は元気だった。I先生に言われてからというもの、毎朝黄疸が出てないかチェックしていたらしい。しかし喜んだのも束の間、三週間目に入った7月12日、うっすら黄色くなり、吐き気が出てきた。 遂にきたか・・!? H…

H癌センター

6月26日再度A癌センターにいった。I先生に同居の話をし、H癌センターで陽子線の話を聞きたいので紹介状をお願いした。I先生は癌を治す事に前向きになっているので良かったと、快く紹介状を書いてくれた。(私達はずっと前向きなのだが、抗ガン剤を拒否する母…

同居

実は五月末、M病院にいった夜旦那さんに 「両親と同居したいと思ってる」 と打ち明けた。近くにいれば色々出来るし、父だけでは母は不安だと思うし、まだ結婚して2年なのでもう少し2人でいたいという気持ちもあるが、今すぐ動かなければ後悔すると思った。母…

陽子線治療

アブラキサンをやった患者さんのブログが何件かヒットした。やはりどちら様も思わしくない状況のものであった。膵臓癌は難しいと改めて思った。勿論先生のいう様に今も生存されている方もいるし、たまたまブログを書いている方の病状がよくないのかもしれな…

癌センター

6月22日、セカンドオピニオンとして1度癌センターで診てもらった方が良いんじゃないかという親族の助言でA癌センターに行ってきた。A癌センターはとても綺麗で、コンビニやカフェ等もあり、もし入院するにしてもここなら良いなぁと思った。そして本当に人が…

食事療法と生活習慣の見直し

M先生の所には週二回、一回2時間通う事になった。 M病院の入院もキャンセルした。母がキャンセルの電話をするのがとても気が重いというので私がした。電話口の方は「そうですか、わかりました。」と、よくある事の様な口ぶりだった。 治療はM先生にお願いす…

治りますよ

M先生の診療所は一面窓で明るく、クラシックが流れている20畳位の部屋だった。 「大丈夫、治りますよ。」 先生は軽やかにそう言った。その言葉にどれほど救われただろう。その時の母の嬉しそうな顔は忘れられない。姉は東洋医学を信じているわけではないが、…

葛藤の日々

6月2日、O先生に連絡してみた。 「こんにちは!度々大変重い話なのですが、実は母から膵臓癌が発見されまして、かなり進行の早い癌でもう手術出来ない状態なんです。本人には何の症状もでてません。お腹も先生の所で治して頂いてからは痛みはありません。来…

新気功

私は仕事柄、右膝をよく痛める。ある時腫れすぎて少し触れるだけでも物凄く痛くなり、すぐさま整体へ行き、MRI検査をうけた。結果異常なし。骨に異常がないから湿布を出されて又来週くる様にといわれた。しかし次の週になってもその次の週になっても腫れはひ…

M病院

5月31日9時 癌ときいてはじめて母に会う。どんな顔をしているのか、自分はどんな顔で会えばよいのか。そんな事も考えたが、目からの涙が止まらず電車も泣き続け、やはり母の姿をみて又大泣きしてしまった。 母は「まだ大丈夫だから」と、私の肩をさすった。 …

母に余命宣告

2016年5月末日、会社から帰宅途中に父から電話があった。「あのね、お母さんがね、よくないみたい。」頭が真っ白になり、足が動かなくなり、鼓動の早さを感じた。膵臓癌の晩期、大きさは4cm、ステージ4であった。 2月の人間ドッグでは肝臓の数値が悪く再検査…