母の癌を治す

今癌で不安な人達やご家族に、何か伝えられる事があるかもしれないと思い、書きはじめました。

食事療法と生活習慣の見直し

M先生の所には週二回、一回2時間通う事になった。 M病院の入院もキャンセルした。母がキャンセルの電話をするのがとても気が重いというので私がした。電話口の方は「そうですか、わかりました。」と、よくある事の様な口ぶりだった。 治療はM先生にお願いす…

治りますよ

M先生の診療所は一面窓で明るく、クラシックが流れている20畳位の部屋だった。 「大丈夫、治りますよ。」 先生は軽やかにそう言った。その言葉にどれほど救われただろう。その時の母の嬉しそうな顔は忘れられない。姉は東洋医学を信じているわけではないが、…

葛藤の日々

6月2日、O先生に連絡してみた。 「こんにちは!度々大変重い話なのですが、実は母から膵臓癌が発見されまして、かなり進行の早い癌でもう手術出来ない状態なんです。本人には何の症状もでてません。お腹も先生の所で治して頂いてからは痛みはありません。来…

新気功

私は仕事柄、右膝をよく痛める。ある時腫れすぎて少し触れるだけでも物凄く痛くなり、すぐさま整体へ行き、MRI検査をうけた。結果異常なし。骨に異常がないから湿布を出されて又来週くる様にといわれた。しかし次の週になってもその次の週になっても腫れはひ…

M病院

5月31日9時 癌ときいてはじめて母に会う。どんな顔をしているのか、自分はどんな顔で会えばよいのか。そんな事も考えたが、目からの涙が止まらず電車も泣き続け、やはり母の姿をみて又大泣きしてしまった。 母は「まだ大丈夫だから」と、私の肩をさすった。 …

母に余命宣告

2016年5月末日、会社から帰宅途中に父から電話があった。「あのね、お母さんがね、よくないみたい。」頭が真っ白になり、足が動かなくなり、鼓動の早さを感じた。膵臓癌の晩期、大きさは4cm、ステージ4であった。 2月の人間ドッグでは肝臓の数値が悪く再検査…