母の癌を治す

今癌で不安な人達やご家族に、何か伝えられる事があるかもしれないと思い、書きはじめました。

アガリクス

アガリクス、1ヶ月で27万円。高額なので迷ったけど、やってみることにした!12月15日の血液検査ではまだはじめて二週間位なので効果がでてるかわからないので、とりあえず1ヶ月半やって、1月の血液検査の結果をみて継続かやめるか検討する。

因みに現在の母は貧血もおさまり元気に動きまわっている。体重44.5キロ。退院した時は43.5キロだったのでモリモリ食べて少しは増えた。たまにチューブの色が薄茶になる事があるが、その時は固形物を食べるのをやめ水を少しずつ飲んで様子をみている。すると白い粉?みたいなのがちょこちょこでてきて、又薄黄色に戻るのです。

茶色くなるあたりでちょっと気持ち悪くなるらしい。多分ステントのつまりにより流れにくくなり胆汁がすこし逆流したのだと思う。前回はチューブをつけてなかったので、すぐ腹痛、嘔吐となり、胆嚢が炎症をおこし入院となった。今回チューブをつけたまま退院して本当によかったと思う。入院すると体力は落ちるし、中々退院出来ないし、何より気功がストップしてしまう。

アガリクスにより免疫力アップする事を願う。本日入金したのであとは待つのみ。

少し仕事が落ちついたので、ドレナージバッグポーチの改良版を作ってみた。肩から下げる紐とウエストポーチのようなベルトと、2通り使える様にした。母はウエストベルトの方が使いやすいらしい。
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梅の黒焼き!?

退院してからも赤血球が上がらない様で動くとすぐ疲れてしまう日が続いた。家から駅まで10分歩くだけで息切れがするし、目の下をみるとやはり白く貧血を現していた。癌が進行して貧血なのか、貧血で癌が進行していくのかはわからないが、貧血→低体温→癌が進行、という負の方式は避けなければならない。何としても貧血を治さなければと思った。因みに体重43キロ。又少し減ってしまった。
M先生はチューブをつけているから、本来体内をまわる胆汁が足りないのでどんなに食べても痩せていくんじゃないかと言っていた。
同じく癌でチューブをつけている人のブログをいくつかみつけた。貧血対策ではやはりレバーらしい。あとは必要な塩をとっていないからというのもあった。癌を食事療法で治した方は大抵が薄味にしていると思う。母も勿論薄味だ。しかし天然の海塩等、ある程度とった方がよいという記述があった。海塩や梅干し、梅干しの黒焼きもとても良いとあり、早速購入した。梅干しの黒焼きとは梅干しを土鍋で24時間火にかけ炭になった物である。どんな味かというと焦げてる感じは一切なく、梅干し味でおいしい。
あと、気になっているのはブログをみていて出てきた「アガリクス」という物。高額なので迷うがこれで免疫力がアップするなら試してみたい気もする。どうなのだろうか、、??
11月17日、定期検査に行ってきた。

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赤血球ヘモグロビンが上がっている!バンザーイ!と思いきや、腫瘍マーカーもすごい上がっていて、いや、上がるとはわかっていたが、それでもやはり驚いた。
腫瘍マーカーはまずいが、しかし貧血が治まったのにはほっとした。もしあの元気のない状態で検査にいったら、緊急入院や輸血があったかもしれない。病院にいては1番の頼みの綱の気功にいけない。入院する度にこのまま退院できなかったらどうしようかと不安になる。
梅干しの黒焼きがそんな即効性があるとは思えないので、気功でほぐされて栄養がまわるようになったか?免疫力が上がったのか?とにかく何が効いたかわからないが、ここ何日疲れもなく、散歩も大分出来るようになり、目の下はピンク色で、元気そうに過ごしている。
アガリクス、うーん、どうしようか。

ヘモグロビン

そろそろ退院かと思ったら赤血球の数値が悪く、つまり貧血気味、微熱もありこのままだと退院出来ないとのこと。輸血をするか迷った様だがこのまま様子見となった。管はやっとキレイな色になった。N先生は"やはり癌の影響で出血している。このまま抗ガン剤等の治療をしないなら、赤血球が落ちる度に輸血する事になる。介護保険への加入もして訪問看護師をつけた方がよいでしょう"といっていた。ヘモグロビンを上げるにはどの様な食事をとればよいのか、要は鉄分。鉄分にはヘム鉄と非ヘム鉄があり、ほうれん草等の非ヘム鉄は鉄分はあっても吸収されにくいもの、レバー等のヘム鉄は吸収されやすいものである。しかし動物性タンパクはとりたくない、そこでみつけたのがハマグリ、しじみ、アサリ等の貝だ。大豆もよいらしいがまだ固形の食事になっていないのでとれない。私は椎茸の出汁をベースに貝たちをグツグツし、味噌汁を作ってもっていった。久々に体重を測ったら以前より少し増えていた。点滴で太ったのか便秘だからかはわからないが2週間で3日程しか食事がとれていないので又痩せたんじゃないかとヒヤヒヤしていたので、少し安心した。便秘はよくないが。胆汁袋をつけたまま退院する事になったのでお風呂に入る時の管の防水の仕方等教わった。主に父の仕事になりそうなので父に練習でやってもらった。胆汁袋をぶら下げたままの退院になりそうなので、胆汁バッグを作った。管がついている生活はとても不便だと思うが、取り外して退院しても又詰まる可能性があり、その度に開腹手術をするよりはずっと良いと思う。胆管がつまり胆汁が胃にあがり胃痙攣を起こし吐く。こうなっては肝臓の数値も悪くなり中々退院出来ないとわかった。管をつけていれば、胆管が詰まった時は胆汁袋に流れ出すので腹痛や吐き気等感じないまま病院に向かい処置してもらえるので、退院も早いだろうし結果母が辛い思いをしなくて済むと思った。

そして11月4日、遂に母は退院した。

そろそろ退院かな?

入院した夜には症状もおさまりすっかり元気になっていた母は、"お腹すいたーー"といっていた。前回は1日に600ml程出ていた胆汁が今回は1日60ml程しかたまらない。つまりよく体内に流れているという事だ。母は"今回は管を通さなくても大丈夫だったのでは・・!?"と疑問をもった様だが、つまりをとる為に開腹は必要だっただろう。胆管系の入院が3回目なのでさすがに慎重になっているのか、初めて五日間の禁食だった(前回は4日)。母は初日からお腹が鳴るといっていたので五日間はかなり厳しかったと思う。ようやく食事が解禁になる五日間の朝、"うまく胆汁が流れているので管をとりましょう"とN先生に言われたらしく、母は"午後からでもいいですか"と言ったらしい。楽しみにしていた食事を食べてからに・・!と。

午後に管を抜き暫く様子見になったが、母はとても元気そうだった。管がとれて"自由だー!"と喜んでいた。食事は白湯から三分粥、五分粥、七分粥と順調に進み、29日の土曜退院予定になった。ところが昨夜、27日の夜中に又例の吐き気、腹痛、熱、下痢の症状が出てしまった。よく流れていたのにと先生もいっていたが、CTをとったら白い塊が見えたらしい。管をとる時に赤いものも見えたらしいので多分血の塊でステントがふさがってしまったのだろうと。胆汁が流れなくなり、胆嚢が腫れて熱が出た。今日の話だと、二重にステントは入れず、胆汁袋をつけたままか、管はつけたまま袋だけとって退院かになりそうだ。夜母に会いにいった時は熱も大分下がって、"お腹すいた、又禁食ー!"といっていた。再手術はなさそうなので来週火曜か水曜には退院できるかな。

緊急入院

今朝、母が気持ち悪さと腹痛と肩が釘を刺された様に痛むといって、吐いた。血かとおもったらしいが血ではなかったらしい。お腹が痙攣し、カチコチになって息が出来なくなったと言っていた。背中や腰が痛いなら癌の影響かもしれないが、そうではないようだ。今日はM先生の所へ行く予定だったがキャンセルし、急いでK病院へ行った。M先生も恐らくステントの影響だろうといっていた。先生に言わせれば肩の痛みは大した事ないらしい。

K病院でCTをみてみたら、やはりステントが詰まっている様だった。バイキンが入ったかもしれないとも言っていて、胆管が詰まったから胆汁が流れなくなり、胃にたまり、胃痙攣をおこし、吐いた、と。夜に手術をして又お腹から胆汁袋をつけていた。このまま2〜3日様子をみて、金属のステントの中に更にプラスチックのステントを入れるか検討するようだ。因みに久しぶりのCTだが、"膵臓癌はちょっと大きくなったような気がする"とN先生はいっていた。以前とほぼ変わらないと聞いて少しホッとした。転移の有無については何も話していなかった。みつけたらズバッと話して下さる先生なので、多分何も発見されてはいないのだろう。

母は痛み止めで肩の痛みもとれ、術後は吐き気もおさまり、割と元気になっていた。

笑顔は治癒への第一歩

癌とはとても気持ちが左右する病気の1つで、ストレス軽減や笑顔を増やす事が治る第一歩だと思う。例えば手の施しようのない末期患者が最後にやりたいことをやる、といって世界一周旅行をし、帰ってきた時には癌は跡形もなく消えていたという実例がある。気候や食事も関係あるとは思うが、彼女はとにかくよく笑ったし、自分が癌患者という事をわすれて旅行を楽しんだといっていた。

体を暖めるのも良いので、母は新居にきてから月1で父と温泉旅行にいっている。観光をしたり、良い気分転換にもなるようだ。因みに来週両親が誕生日なので来月の温泉旅行は私達夫婦からプレゼントする予定。去年末自分達がいった所で、とにかく温泉が良かった!!!旅館はキレイだし面白いし接客も良かった!あと、御飯も井戸端料理のバイキングで、母の食べれるものがかなりあると思う。このポイントは高い!家にいる分にはよいが、やはり外にいくと食べれるものが極端に少なくなってしまう。

食の楽しみを増やす事にも力をいれている。大豆ミートと全粒粉の皮を使って母の大好きな餃子を作ったり、パンを焼いたり(これがかなり難しい)、ポテトチップスを作ったり。最近ネットで母の食べれる玄米煎餅を発見した。勿論砂糖や油不使用。原材料は玄米と醤油とゴマ。需要があるから作られるわけで、探せば色々あるんだなぁと関心してしまった。にしても、油、砂糖、卵、が使えないのはかなり痛い・・・。どれかだけでも使えれば大分おいしくなるのだけれど。私は小さい頃から料理が趣味なのだが、こんなに研究し、挫折した事はないと思う。でもイマイチ味気ない料理でも母はいつも美味しいー!と言って笑ってくれた。癌が治ってもこの食生活は続けてもらうが、月に1日は美味しい物を食べさせてあげたいな。

 

樹状細胞ワクチン療法

母の告知の直後にいとこから"三大療法がダメなら樹状細胞ワクチン療法はどうか?"と提案があった。

「癌細胞とは自分の細胞が異常を起こし出来たものなので、自分の免疫細胞を外に出して強化して戻しても、体外では成功しても果たして体内で癌を攻撃してくれるのか?結局は癌も自分の細胞なのだからあまり効果はない。高額医療なのでやめた方がよい」というのがM先生の診断で、他もゴタゴタしていたのでとりあえずは保留していたのだが、今になって母がやりたいというので今一度調べてみた。すると、高額医療だが厚生労働省認定の病院がいくつかあった。つまり保険が適用される。先進医療は1000万まで使える保険に入っているので、お金がないから受けたくても受けれない、という最悪の状況はさけられた。意味ないかもしれないがM先生の施術に影響がないなら受けても良いなと思った。ブログ等で実際受けた方の記事を読んだりしてわかったのだが、自費25万位で事前に白血球の型でワクチンが効くかわかるらしい。そしてワクチンが効かない人は癌の症状が悪化する事もあるらしい。白血球の型が合わなかったらやめる、合うならやってみよう!という事で、とりあえず病院に電話をしてみた。予約をとるにもワクチンを作るのにもとても時間がかかるらしい。散々調べてやってみようとなり、病院にかけあわせたら、"三月に厚生労働省の認定がきれてしまい申請待ち"とか、"今新規の患者さんはとっていない"、とか、"70歳以下の人しか受けれない"と断られてしまった。なるほど、治験の段階だからあまり年いってると受けれないのか。保険外だと都内でたくさんやるところがあるので母にやりたいならやろう、と声をかけたが母は「これは運命なのかもしれない。受けなくて良いといってるのかも。」といい、樹状細胞ワクチン療法はなしになった。自費だとワンクール170〜230万かかるので高額だが姉と私で出そうと思っていたので少し拍子抜けだった。因みにK病院のN先生(主治医)も、"受けても良いがあまり期待はしない方がよい。でも何もしないよりは良いかもしれません。"といっていた。N先生には気功のM先生の事は話してないので、先生は母が食事療法や生活改善しかしていないと思っているようだ。

そして10月4日、一ヶ月検診にいってきた。

f:id:emi_koko511:20161021181624p:image腫瘍マーカ以外は正常値に入った・・!!しかし腫瘍マーカは倍になり、初めて1000を超えた。腫瘍マーカは絶対上がる、と言われていたので、遂に上がったか!という感じだったが、これからどこまであがるんだろう・・という不安がでてきた。腫瘍マーカは上がっても他の数値が異常なしなら転移はしていないのだろうか??M先生に尋ねてみたら、「まだ2〜3ヶ月は上がると思うが、そこまで数値が伸びる事はないと思います。その後は下がってくるから大丈夫。」と教えて下さり少しほっとした。

結局母はM先生と食事療法と生活改善でここまでやってきている。今の元気なまま治りますように!!